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日頃より当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。

2018年2月下旬現在までの状況ではありますが、我が国のうなぎ稚魚の捕獲量は、これまで経験したことのない大不漁となっております。

日本国内では、水産庁の調べによると2016年は11月・12月の2ヶ月間で約6トンのシラスウナギが国内の養殖池に入れられたのですが、2017年の同時期はまだゼロ。「漁の始まりとして良くないのは確かだが、これから漁が本格化する4月までの推移を見ないと今のところは何とも言えない(栽培養殖課)」という発表をしています。
海外でも台湾・中国でのシラスウナギの捕獲量は前年の同時期と比べ100分の1程度しかありません。

そのため、出荷側も調整に入り、現時点で従来の2倍の価格にまで跳ね上がる事態に直面しております。

問屋の立て場には国内産の「活鰻」の姿はなく、海外産だけが出荷を待っている状況になりました。こんな現実の中、国内産うなぎを仕入れるこだわりを守り抜くことは大変難しく、不可能なこととなりました。

当店は昔から国内産うなぎを専門に取り扱う店舗として、長年に渡り皆さまからの信頼を頂いてまいりましたが、品薄でいつ入荷するかわからない国内産うなぎを追い求め、仕入れ価格の高騰で価格の値上げをし、お客様のご負担を増やすより、現在のところ、多少でも安価な海外産を仕入れる決断をした次第です。この海外産の使用につきましては、国内産以上の厳しい品質検査を通過した「良質な活鰻」のみを、信頼できるルートにて入荷させますので、どうかご理解を頂きますようお願い申し上げます。

今後、大幅な価格上昇が起こり、販売価格の改定をお願いしなければならないこと、うなぎ屋でありながら入荷がなく、蒲焼や鰻重のご用意ができないという事態が、遅かれ早かれ必ずやってまいります。価格改定も当社の体力が続く限り現状のままで頑張りますが、どうかその時はお許し頂きますよう、重ねてお願いを申し上げる次第です。

美味しい「うなぎ料理」のご提供を今後も社業として探求し、なお一層の努力を続けてまいりますので、今後ともご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。

う匠山家膳兵衛